デイサービスを地域から探す
デイサービスは、入浴・食事・機能訓練・送迎をまとめて引き受けてくれる日帰りのサービスです。在宅介護でいちばん重い部分を外に出せる一方、本人が行きたがらないという壁にぶつかりやすいサービスでもあります。
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デイサービスは4つを一度に引き受けます
デイサービス(通所介護)は、朝に送迎で出かけて夕方に帰ってくる日帰りのサービスです。在宅介護でいちばん重い4つを、まとめて外に出せるのが特徴です。
| 引き受けてくれるもの | 家庭でやると何が大変か |
|---|---|
| 入浴 | 転倒のリスクが最も高く、介助する家族の腰への負担も大きい作業です。設備のある浴室で職員が介助します |
| 食事 | 昼食が用意されます。とろみ食や刻み食など、飲み込みに合わせた形態に対応する事業所もあります |
| 機能訓練 | 自宅では続きにくい運動を、人がいる場で行えます。歩行・立ち上がり・口腔機能など |
| 送迎 | 自宅から施設までの往復。この送迎があるから成立するサービスです |
5つめは「家族が休める時間」です。介護を続けられるかどうかは、介護する側が倒れないかで決まります。週に何日か日中の時間が空くことは、本人のためのサービスであると同時に、在宅を続けるための条件でもあります。後ろめたく思う必要はありません。
デイサービスとデイケアは別物です
名前が似ているため混同されますが、目的も、始めるのに必要なものも違います。ケアマネジャーとの相談で最初に分かれる分岐点です。
| デイサービス(通所介護) | デイケア(通所リハビリテーション) | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 日常生活の維持、社会的な交流、家族の負担軽減 | 医師の指示にもとづくリハビリテーション |
| 場所 | デイサービスセンター、民間の事業所 | 病院・診療所、介護老人保健施設 |
| 医師 | 配置されない | 配置される |
| 始めるのに必要 | ケアプラン | ケアプランと主治医の指示 |
| 向いている人 | 閉じこもりがち、入浴が難しい、家族の休息が必要 | 退院後、骨折後、脳梗塞後など、回復を目指す段階 |
デイサービスにも種類があります
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 通所介護 | もっとも一般的な形。定員が多く、行事やレクリエーションも豊富な事業所が多い |
| 地域密着型通所介護 | 定員18人以下の小規模。原則としてその市区町村に住む方だけが利用できます。少人数のほうが落ち着く方に向きます |
| 認知症対応型通所介護 | 認知症の方を対象とした専門の形。職員の配置が手厚く、進行に合わせた関わりをしてもらえます |
| 療養通所介護 | 常時看護師の観察が必要な方、医療的ケアが必要な方向け。看護師が配置されます |
※要支援1・2の方は、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の通所型サービスが対象になります。内容と料金は市区町村ごとに決められているため、地域包括支援センターにご確認ください。
費用は「保険内」と「保険外」を分けて見る
デイサービスの請求書が思ったより高い、という声のほとんどは保険外の部分が原因です。介護保険で1割負担になるのは左の列だけで、右の列は全額自己負担です。
| 介護保険の対象(1〜3割負担) | 保険の対象外(全額自己負担) |
|---|---|
| 基本のサービス費(要介護度・利用時間・事業所の規模で決まる) | 食費(昼食・おやつ) |
| 入浴介助、個別機能訓練、送迎などの加算 | おむつ代、日用品費 |
| レクリエーションの材料費、行事費 | |
| 理美容、預かり延長の一部 |
- 利用時間の区分で金額が変わります3時間以上4時間未満から、8時間以上9時間未満まで区分があります。長く預けるほど高くなるので、必要な時間で選んでください。
- 区分支給限度基準額を消費しますデイサービスは回数が多いぶん、限度額をいちばん使うサービスになりがちです。訪問介護やショートステイと枠を取り合うので、ケアマネジャーに配分を確認してください。
- 負担が重いときは高額介護サービス費所得に応じた上限を超えた分が払い戻されます。ただし食費など保険外の費用は対象外です。
※具体的な金額は要介護度・時間区分・事業所の規模・地域区分・加算の取り方で変わります。利用前に事業所から料金表を受け取り、保険外の費用を含めた1か月の目安を出してもらってください。
本人が「行きたくない」と言うとき
デイサービスで実際にいちばん多い壁は、費用でも空きでもなく本人が嫌がることです。理由はたいてい次のどれかで、それぞれ手の打ちようがあります。
- 「年寄り扱いされる」役割のある事業所を選びます。配膳を手伝う、得意なことを教える側にまわるなど、お客さん扱いしない運営かどうかを見学で見てください。
- 「知らない人ばかりで疲れる」定員18人以下の地域密着型に切り替えると落ち着く方が多くいます。大規模の賑やかさが合う方と、合わない方がはっきり分かれます。
- 「風呂に入れられるのが嫌」個浴(一人ずつの浴槽)がある事業所を探します。機械浴しかない事業所と、個浴を選べる事業所では抵抗感がまったく違います。
- 「男ばかりで浮く/女ばかりで浮く」利用者の男女比は事業所によって偏ります。見学時に実際の比率を聞いてください。
- 理由が言葉にならないときまず体験利用を。多くの事業所が受け入れています。合わなければ変えられますし、事業所の変更は珍しいことではありません。
週1回から始めるのが定石です。最初から週3回で組むと、合わなかったときの反発が大きくなります。慣れてから増やすほうが、結果的に長く続きます。
見学で見るところ
- 1. 送迎の範囲と順番自宅が範囲に入っているか、乗車時間がどのくらいになるか。最初に乗って最後に降りると、車内だけで1時間ということもあります。
- 2. 入浴の設備個浴か機械浴か、どちらも選べるか。入浴だけが目的で通う方も多い部分です。
- 3. 食事の形態刻み食・とろみ・ミキサー食に対応できるか。飲み込みに不安があるなら必ず確認してください。
- 4. 医療的ケアの可否インスリン、たんの吸引、褥瘡の処置など。看護師の配置時間もあわせて聞きます。
- 5. 職員と利用者の様子職員が利用者にどう話しかけているか。ここは資料では分からないので、必ず自分の目で見てください。
- 6. 休業日と営業時間日曜・祝日・年末年始の対応、延長の可否。仕事を持つご家族には、ここが決め手になることがあります。